建設機械メーカーのお客様より、「造成現場にて林業プロセッサーの掴みのシリンダーホースから作動油が噴出している。本日中に伐採した木を搬出したい為、大至急修理をお願いしたい！」と、緊急のご連絡をいただきました。

現場へ急行し、機体を確認したところ、プロセッサーのフォークシリンダーに繋がる油圧ホースが避けており、エンジンを掛け加圧すると霧状に作動油が噴出する状態でした。

プロセッサーのフレームの内部を通っていた油圧ホースが、フレーム出口付近で破損。油圧ホースは折れ曲がり完全にキンク*を起こしていました。
キンク*・・・油圧ホースが折れ曲がり、補強層ワイヤーが断裂した状態

アタッチメントの外部に配管される油圧ホースは、稼働時に外部からの損傷の影響を受けやすく、油漏れのリスクは伴ってしまいます。破損の際の2次被害(作動油のまき散らし)を最小限に留めるため、飛散防止用に塩ビ製の保護カバーを装着しました。柔軟性もあり、多少の外傷であれば保護できるため、最適な手法です。

１時間ほどで作業は終了。

お客様からは、「施工の工程が詰まっていた為、迅速に対応してくれて、本当に助かりました。」と、工程遅延が最小限だった事を喜んでいただけました。

＜修理詳細＞
・修理機体：日立建機ZX135
・使用部品：280k-12-両1005 黒チューブ保護材
・修理内容：プロセッサーのフォークシリンダーに繋がる油圧ホース交換修理

より早い現場の作業再開を

全力でお手伝いします！