建設機械修理業のお客様からのご依頼で、
「ブーム下の油圧ホースのうち、1本がひび割れして交換修理を頼みたい」・・とのお電話を頂きました。
出張先はお客様の工場近くにある、重機ヤードの中。しばらく、ユーザー様から機械をお預かりしている為、直しておいて欲しいとの事でしたので、ご依頼を頂いた翌朝にお伺いいたしました。

現場に到着後、お客様は不在でしたが、電話での打合せ通りに重機を確認。
ブーム根本から、コントロールバルブにつながるバケットシリンダーホースである事が判明いたしました。
劣化（ひび割れ）はかなりひどく、外面ゴムチューブはまるでプラスチックの様に硬化してしまい、触るだけでも剥がれ落ちてしまいます。
この状況は、ブームを可動させるたびに外面チューブが剥離していき、補強層のワイヤーが露出、雨水などで錆び、バーストび繋がる大変危険な状態です。

ホース交換作業時には、配管部のネジもかなりのさび付きがありましたが、浸透材を使用し取り外し、開始から1時間程の作業時間で完了いたしました。

ブーブ根本の油圧ホースは、ブームを起伏した際にホース同士が干渉をおこしてししまう為、スパイラルチューブ（塩ビ製）を装着、擦れでホースに傷がつないよう、加工いたしました。