【中津川】林業用フォワーダーグラップル(クローラー式クヒアブ)の油圧ホースに劣化を発見!
建設機械リースのお客様より、「林業用のフォワーダーグラップル(クローラー式クヒアブ)の油圧ホースが劣化しているので、次の貸し出しの為に修理をお願いしたい。ヤード内にある為、今日中の修理をお願いします。」とご依頼を頂きました。
フォワーダーのキャビン後ろに操作シートがあり、その真下に旋回モーターとコントロールバルブが位置します。操作レバーからコントロールバルブ間のグラップル開閉ホースが旋回時の擦れにより、外面チューブの被覆が捲れ、補強層ワイヤーが露出している状態でした。錆などの影響を受け、バーストする危険性が高い為、早急にホース交換の必要がありました。
旋回時にどうしても油圧ホースが動き、ホース同士の擦れや、周辺のフレームに干渉してしまう為、塩ビ製のスパイラル保護チューブを装着し、油圧ホースの寿命を長くするため加工致しました。また、旋回時の為に、ホース接続部には、スイベルジョイントが使われている為、試運転の際には、各所シール部からの油漏れが無いか?を入念に点検しました。また、左右に旋回した際、油圧ホースがフレームに引っ掛かり破損してしまわない様、取り回し位置を何度も確認し、最適の角度で取り付けをしました。
交換から入念な点検までの作業時間は、1時間程で終了しました。
お客様からは、「細かな箇所にも気を配り、点検をありがとうございました。」と、細かな対応に感謝のお言葉を頂きました。
<修理詳細>
修理機械:MOROOKA(モロオカ)MST-800VDL フォワーダーグラップル
使用部品:280k-12 両1005 スパイラル保護チューブ ×2本
修理内容:油圧ホースの交換修理